本来、人は。
今週末は3連休であった。中論文の宿題をヘナチョコな出来で7割こなし、市が尾まで出かけて焼肉をしばき、オンラインで気心の知れた仲間達とTRPG。そして新規に本を購入してまた部屋の隅の山が標高を増した。
幸い拙者の近しい知人達はソコソコの給与をもらい、異口同音に「金はもういいからゲームやったり漫画読んだり本読んだりうまいもん食いに行く時間をくれ!」と罰当たりなことをわめいていることが出来る結構な身分である。働くでもなく自宅に引きこもって親のすねをかじりながら日長一日ギャルゲーをやっていたり、路頭に迷ってガード下でのたれ死に寸前、といった話はついぞ聞かない。
こんな時にふと「子供にせがまれて○○ランドに行きました。大渋滞で大変」みたいな同期の日記を見ると一瞬目が遠くなる。本来この二十代~三十代といった最もエネルギッシュな時代、男性は仕事に脂がのりだす一方で、自宅に帰りゃ子供が遊べ遊べとやってきて、子供がやっと寝付いたと思ったら妻が「アナタ、今日お義母様から電話があってね・・・・」と愚痴をこぼされ、やっとこ週末かと思ったら遊園地だ映画館だという勢いでありもうゲームどころじゃねえ有様だ。ていうか義母うんぬんはさておき拙者の幼年期の父がそのまんまであった。朝から晩まで生き馬の目を抜く大阪のゼネコンで働き、帰れば拙者や妹の相手をし、半ドンという奇怪な風習があった時代、やっと日曜日になったと思ったらやれデパート・映画・遊園地に連れて行け・・・・今なら父の気持ちがわかる。スマン、パパン! 父が無趣味であったのは、そもそも物事にあまり執着しない質であったのか、それともそんな余裕はなかったのか、謎のままである(<聞けよ!:しかし父の筋をより濃く受け継いだ妹がやはりコレといった趣味が無いところを見ると前者だと拙者は思う。一方母方の筋は皆濃い人が多い。)。
人生どころか元気に仕事も遊びもといった時代の残り時間はどんどん減っていく。だからといってゲームや漫画をやめればその場に妻子が出現するというわけでもない。部内の試験に通ったり、大学に通ったりするその先に、何があると思って始めたんだろうなあ。
結局アレか。遊ぶしかないのか。そんな気力体力が、なくなるまで。そしてそのための金を、稼ぐのだ。
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