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目指せ地図にない場所を

(続き)
 単なる合コンであったりした場合、そりゃ「あわよくば伴侶を・・・・」という人もいるかも知れないが最低テンションだと「数合わせで仕方なく・・・・」とか「このシーズンに一人ってのもちょっとねえ」程度の人もいるわけで。ただ、下士官互助会(仮称)が人を集めて開催となるとちょっと最低テンションは底上げされる。男性の側は当然、職場の男女比が圧倒的に男性側に偏っている環境のもと、ボケっとしてるとそのまま年取っていく状況をなんとか打破すべくやってくるのである。
 一方、女性の側は相手が職業軍人に限定されていることから、有象無象得体のしれない男性も混ざっている出会い系やオフ会、合コンよりは相手の(品のない言葉で言えば)水準がある程度フィルタリングされているという安心感もあってやや方向性も上向きな人がやってくる(と想像する)。
 とはいえ、それはあくまで一般論であって、いかに真剣にお願いしますと言ってデートしたとしても2回だけ、コッチは正直、そんな運命の出会いなんてこの世に滅多にあるものではなく、みんなソコソコの相手と妥協して騙し騙し生きてるんだとずっと思ってきたため(実際そうなのかも知れない)、「こんなにしっくり来る人がこの世にいるとは思わなかった」と衝撃を受けてもう覚悟完了状態、でも向こうはそもそもどういうつもりで昨年末のお見合いパーティーに参加していたのか根っこのところまではわからないし、そしてその時現在、拙者に対しての好意がどのくらいまでゲージを上げているか皆目不明。
 ここで重大なギャップを放置したままお付き合いを続けることは失礼である上にお互い時間のムダである。ということでもう切り出した。
 拙者は少ないなりにそこそこの数の女性と会ってきて(<ほぼお見合い等)、まあ比較するのは失礼とは思うんだけども、貴方ほどの人にあったのは初めてである。でもってこちらはもういい歳で、かつ早けりゃ来年にも転属するかも知れないあまり時間のない立場なので、駆け引きするような時間的余裕も器用さもありゃんせん。なので、○○を前提に付き合っていただけないだろうか。

 即答だった。彼女は「こちらこそよろしくお願いします」と言ってペコリと頭を下げたのだった。
 慌てたのは拙者の方。
 いやだってねえ。こっちはいいよ? 独り暮らしを始めて早18年、自由になる時間、自由になるお金、広い部屋、さんざん好き放題に生きてきて自由を謳歌し、婚活始めて7年の難行苦行の時代はあるものの、一回り以上歳の離れた女性と一緒になったらそりゃ英本土上陸作戦大成功の勢いだ。でも相手にしてみりゃどうか。その後あるかも知れない自由な時間、その後出会うかも知れないもっといい男、そういう可能性を全部投げ打つ、拙者が全部投げ打たせることになるのだ。
 という話もしたが・・・・正直ここで拙者は彼女を「浅はかな人だな」とは思わなかった。最初に会った時から「この人は若さに似合わずしっかりしている」とわかっていたから。逆に歳食ったってDQNな人はいつまでたってもDQNなのだという実例も嫌になるほど見てきたので、彼女が若いなりに拙者を見てくれた上で決めたのだったら、ありがたくその判断を尊重する以外、拙者に道はない。

 とりあえず、「とはいえ、我々はまだお互いのことをもっとよく知る必要があるわけだから、なるべく時間を作って週に一度は会うことにしよう」と約束して、1月3日のデートは終わった。
 これが拙者達の、始まりの終わり。 

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コメント

イヤァァァス!rock

投稿: かんこ | 2012.03.09 07:14

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