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果てなき闇を裁くこと

 集団生活や厳しい訓練が嫌になって脱走したり長期休暇が終わっても出勤して来なかったりといったことは新兵にままあることであっていわば定番規律違反である。「あはは、若気の至りはしょうがねえなあ」と笑って淡々と処理して終わりだ。全体的には減少傾向にあるという噂がある。大概きっかけは故郷に帰ってフリーターだの大学生だのの高校の同級生の自由気侭な生活を聞いてるうちに柵の中の生活に嫌気がさして・・・・というものだが、おおかた不景気の影響で地べたの寒風を感じることができれば、食住無料、安定して給料が支給されボーナスも出る環境がいかに恵まれているかに思い至るというわけだ(それでも向いてない奴は辞めたり逃げたりするが、これはしょうがねえな)。
 が、これが地位も階級もある人間がなすべきことをせず、あるいはやっていけないことをやってしまい、それだけなら人間だからしょうがない面もあるが、それを糊塗しようと我が身可愛さに小さな嘘に小さな嘘を積み重ねているうちに大変なことになって、ある日突然誰もが予想しなかった結末となって雪崩のように崩れ落ちるということがまれにある。もうそういう事件は報告書を読んでるだけで反吐が出る。人の心は弱いもの。しかしな、俺たちゃ人の上に立つ士官なんだぜ。みんな背中を見てるんだ。スパーっと最初の段階で落とし前つけてりゃ、こんなことにはならなったんじゃないのか。
 拙者には何の権限もないので証拠保全命令発令も犯人逮捕もできない。昔、しばしば正規の手続きを踏んでるうちにみるみる証拠が消えてくのを感じることがあり、非常にもどかしく感じたことがあった。上官どもども腕章つけてドカドカと現場に分け行って「そのシュレッダーを止めろ! この部屋の書類は全て押収する!」と言ってみたかった。なんちゃって。
 ちなみに。
 米軍と調整する時の拙者のボジションの英語名の前半部分は「ジャッジメント」だそうである。ああもうだめだ、頭には新井里美の声しか聞こえてこない・・・・なんかのニコ動のコメントに「ジャッジメントですぞ!」とあって笑った。どういうシチュエーションだったかなあ。
 さ、明日からまた血刀ぶらさげて人斬り以蔵。

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