« 西伊豆上陸作戦『ビーンズストライク』(後編) | トップページ | ミッションLPS »

劇場版マルドゥック・スクランブル『圧縮』

 一大やりたい放題4連休のシメとして冲方丁原作『マルドゥック・スクランブル』の劇場版第1作、『圧縮』を観に行く。拙者の居住地域は若干映画館に不自由するところで、ていうか自転車30分圏内にデカイシネコンが2つもあった埼玉練馬国境付近が恵まれすぎとも言えるが、春日井のひなびた映画館か、それとも名古屋駅周辺のシネコンに行くかの選択肢しかない。最近はちょっと油断するとすぐ映画が終わってしまい、ましてやマイナーなアニメともなるとなおさらだ。
 109シネマズ名古屋は名古屋駅から若干南下する町外れにあるので道を間違えると心細いことになるらしい、ということを聞いていたので多少遠回りになるが王道を通る。ハリーポッター最終作第1話(ややこしいな)の公開直後ということもあって映画館の待合スペースは結構満員気味だが、しかし拙者の目はごまかせない。お前もお前もお前も! 見に来たのはハリーポッターではありませんね! ていうか一見さんは直に観に来ないと思うなコレ。
 時間がちょっと短めなので1200円とお安い。ブレードランナーっぽい近未来サイバーな世界で元娼婦の少女が偏執的な巨悪と戦う話、とまとめちゃあおしまいだが、第1話は黒焦げになった主人公、バロットが共通の敵を持つエンジニアとオーバーテクノロジー生物(?)ウフコックに助けられ、差し向けられる暗殺者と戦うエピソード。自然にうっとり見てしまうがこのツッコミむ隙がなくスルっと見れてしまうSFアニメというのは攻殻機動隊の他にあまり知らない。ウフコックとの問答シーンからカーチェイス、うってかわって緊張感張り詰める裁判のシーンからさらに一転、殺し屋来襲のバトルまで、原作がいい上に作者自ら指揮をとっているからなのかまったく唐突感・断絶感がなくしかしスピーディーな展開になっている。当然戦闘シーンも満足だ。やっぱり二丁拳銃だよね!
 本作単体としてはそこそこ満足なものの(あのラストは予備情報があったためそんなに驚かなかった)、正直、原作第3巻の延々カジノでブラックジャックをするあのシーンをどう映画化するのかという疑問が・・・・拙者、クライマックスがアレであったので原作処分しちゃったんだよね。作者はあのシーンを描ききるために相当苦労したらしいけど、ただSFのクライマックスシーンにブラックジャックのガチバトルを延々描きこまれてもなあ。しかし第1巻がこの映画第1作、第3巻がカジノのシーンとして、第2巻の中身ってどんなんだったっけ・・・・思い出せない。映画第2作どうしようかねえ。
 遠い将来でいいので同原作者の『オイレン・シュピーゲル』『スプライト・シュピーゲル』もアニメ化していただきたい。でも絶対15禁だなアレ。

PS:何で林原めぐみなんだろう・・・・いや、フツーにベテランなんで別にいいんですけど。坂本真綾でも渡辺明乃でもよかったような気もする。

|

« 西伊豆上陸作戦『ビーンズストライク』(後編) | トップページ | ミッションLPS »

「アニメ等」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11431/50124380

この記事へのトラックバック一覧です: 劇場版マルドゥック・スクランブル『圧縮』:

« 西伊豆上陸作戦『ビーンズストライク』(後編) | トップページ | ミッションLPS »