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八丁堀のスネーク

 どうしても我らがジェネラルが6日に執行したい行政行為には、陸軍長官のハンコがつかれ国防相が承認した書類が必要であった。
 でもってその書類は5日の夕方にならないと発簡されない。
 通常の手段で送っていては間に合わない! 
 市ヶ谷は特急デリバリーサービスは承っておりません!
「だれかこの種の行政行為に堪能で市ヶ谷での勝手がわかって身軽な奴はおらんのか!」
 それ絶対名指しでしょ!
「行ってくれるか!ありがとう」

 というわけで5日の午後から飛びたった輸送機からHALO降下で新幹線に飛び乗って市ヶ谷に吶喊。夕刻、本省勤務なのに5時ピンで帰宅できる信じがたい人々の波をかき分け、かつて拙者をさんざん責め苛んだ担当者の部署に到着する。
 思いの外丁重に扱われて待つことしばし、午後7時には命ぜられた文書を受領した。
「じゃあ、飯でも食おうか・・・・」
 拙者の朝霞時代の内2年間にわたり電話越しに長時間ネチネチとエナジードレインをかけ続けた人とサシで、四ツ谷でイタリアンを食べる日がこようとは・・・・ていうか、予想はしていたが職務を離れてマンツーマンで向きあうとやはり一人の職務に邁進するプロの男であって、その経験、達観した考え方、現状分析・・・・非常に参考になることも多かったが、でも一番はやっぱりこの人と仕事抜きで話ができたことだった。
「やっぱり長く続ける仕事じゃないよ、コレ。早く転属したいなあ・・・・君、早くミドルエリート試験通ってよ。すぐとは言わないけど僕の椅子に座ってくれるかなあ」
「ヤですよ、とんでもない」
 しかもゴチになった。
「来てくれて助かったよ。じゃ」
 彼はまた市ヶ谷に戻って際限ない、全力を尽くしても誰からも喜ばれないことが少なくない仕事に取り組む。その背中を見てるとなんとも言えない力がわいてきた。

 翌朝一番で帰るために東京駅近くの八丁堀のホテルに宿泊。大浴場つきにこだわったので。だって軍隊生活長いと狭い風呂なんか入ってらんねえよ。
 翌朝の新幹線で帰隊。書類を主管部署にバトンタッチしてそのまま盆休みに入る下準備をバタバタ整えて終業。ランニングして同じフロアの違う部署の人と飯食って帰宅したら意外な疲労がドッシリのしかかって明日の朝食を買いに行くエナジーも尽き果てた感じ・・・・歳食ったら移動するだけでヤラれるってコレか・・・・まあ、買出しには出かけた。

 10年ひとつの仕事をしているとあっちこっちで意外な知人に会う。特に朝霞で知り合った人々は様々な地方・中央の中枢で勤務している。これをしがらみと捉えるか、人脈として活かすか。どちらでもなく自分の肥やしにするか。
 まだまだだなあ。
 疲れたので、寝る。

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