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若武者が逝く

 北の大地の果てで拙者が駆け出し士官だった時、彼は駆け出し下士官だった。若くして多くを求められる栄誉と苦難について語り合う・・・・というのは聞こえはいいが、ようはグチりあう間柄であった。同僚に対してはやや堅苦しいところがあって、誰にでも好かれるというわけでもなかったが、少なくとも拙者とはウマがあった。拙者が千歳に転属した後も、たまたま後を追うように転属し、たまに顔を会わせて近況を話す程度のつきあいはあった。
 まだ若い。しかも新婚だ。下士官になって5年、脂ものってきてこれから活躍という時だ。戦争だって今日明日というわけではない。
 なぜそれで、年末年始休暇明けの朝、突然心筋梗塞で逝かなくてはいけないのか。彼が何をしたというのだろうか。
 休み明けの昼休みに訃報が飛び込んだ。
 自分より年下の男を送らなければならないというのは、予想していたよりキツイ。生まれた順に歳をとって、生まれた順に死んでいく、それが道理ってもんだろう。
 享年28歳。
 あまりに切ない。

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