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下流社会/三浦展/光文社新書


 気になってはいたが50万部のベストセラーということで逆に尻込みしていた。
 一億総中流と言われた時代からバブルを経、崩壊を経、再び規制緩和が始まろうとしているこの時代、実は密かに社会階層の上下二極分化が進んでいる! と警告する書。あらかじめアマゾンで書評を見ると、アマゾンにおいては批判記事がやや多めのような気がした。要は「著者の主観が入りすぎ」「リサーチに使用したデータのサンプルが少なすぎ、あるいは偏りすぎ」というものだ。なので、ま~そんなに肩肘張らずに読んでみる。
 「新たな階層集団の出現」というくらいなので著者が注目しているのは30前後から前の世代すなわち「新人類以降」の集団であり、その消費傾向、生活に対する満足度、未婚非婚既婚、主な居住地の分析から、意欲あふれる人当たりのいい年収の多い都心部に住む高学歴な人間はますます富み、意欲に乏しく年収が少なく地方に住み学歴がなく自分らしい仕事を求めてさすらう人間はますます貧しくなるという結論を導く・・・・う~ん、こうして並べるとごくごく当然のような気が(笑)
 「自分はどの階層に入るんだろう」とドキドキしながら読むもよし、「ふ~ん、そういう分類のし方もあるんだ~」と人ごとのように読むもよし、だが、ニュース批評をしている某作家のページにおいて「ニート問題と少子化問題をこのまま放置しておくと、数十年後にこの国は年金も支給されず養ってくれる家族もなく当然職もない人間が400万人以上発生する」というコメントを見たりしていると、あんまり他人事と笑ってられない。
 

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